複雑化する社会の中で日々変化していく私たちの生活。
それにともなって人々の健康への関心が高まりをみせ、医療に対する要望も多様化しています。
現代に必要とされる看護とは何か。その答えを見つけられる、心豊かな看護師を目指して。
短期大学士 (看護学)
国公立病院、一般病院、大学病院、診療所、各種保健医療施設、
訪問看護ステーション
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看護の本質や専門性・独自性・看護の機能・役割、主要な看護理論について学びます。看護の歴史的変遷を学修し、現代看護を取り巻く状況やチーム医療の中での看護職の役割について理解を深めます。
成人期の特徴や発達課題を理解し、社会生活の中で健康を育む看護や、看護者と患者の相互関係や行動科学的アプローチについて学び、看護に応用する能力を養います。
母性看護の基盤である母性の概念と母性看護の意義・特性を理解します。また母性看護の現状と動向を知り、女性のライフサイクルにおける思春期、成熟期、更年期、老年期の母性看護のあり方を学びます。
子どもを取り巻く環境が刻々と変化している社会状況を捉えながら、子どもの健康と環境がどのように関わっているかを理解し、小児看護の実践のために必要な基礎的知識を学びます。
超高齢化社会を迎え、訪問看護施設などが増加する今、看護師の活躍の場はますます広がっています。成人、老年、小児、在宅などの各専門領域について学ぶことは、将来看護師として活躍した領域について考える機会にもなります。本学科では、以下のすべての専門領域で実習を行います
「看護の概念と役割」、「看護の対象」、「健康」などの看護に関する重要な考えや看護を実践する能力を養うために必要な「基本的な看護技術」や「看護過程」について学びます。
女性のライフサイクルの身体的・精神的・社会的特徴について理解し、妊娠・分娩・産褥・新生児各期の対象に対して必要な看護を行うための知識と技術を学びます。
成人慢性期および急性期特有の健康問題をもつ患者・家族に対し、成長、発達、適応の可能性を最大限に引き出すための看護の知識と技術について学びます。
メンタルヘルスの概念を広くとらえて学修するとともに、それらの知識を活用して自分自身のメンタルヘルスについて洞察します。精神的健康問題をもつ人を理解し、その援助方法について学びます。
老年期の特徴や健康上・生活上の問題と特性を理解し、尊厳を保ちつつその人らしい生活ができるよう支援するための知識や技術を学びます。
在宅看護の概念、対象、方法の特徴および課題について学びます。さらに、在宅看護を行っていくうえでの在宅看護過程、ケアマネジメントの概念および特徴的な疾病・障害とそのケア方法、医療施設との相違点などについて学びます。
健康な子どもの心身の成長発達を理解し、健康にしょうがいのある小児について学びます。子どもと子どもを取り巻く環境を理解したうえで看護を行うための知識と技術を学修します。
学内には領域別の実習室があり、講義で学んだ知識をもとに看護現場を想定したシミュレーション協議を行っています。
演習開始前に演習を行ううえでの留意点や目的、医療機器の取り扱い方などを教員とともに確認します。
患者役になり、ケアを受ける患者の立場も学びます。
学生同士でグループを作り、患者に対する看護技術の手順などをお互いに確認しながら演習を進めていきます。
臨地実習では、学外に出てさまざまな病院や、医療・保険に関連した施設で対象となる人々と関わり、看護実践能力を磨きます。
また、実習を通して、技術の修得だけでなく、看護師として必要なコミュニケーション力と人間性を培います。
コロナ禍も2年目を迎え、2020年度と比較すると観戦防止対策に万全を期して臨地実習が実施できる機会が少しずつ増えています。実習方法の制約はありますが、学生は臨地で実習できることに感謝しながら、限られた機会の中で精一杯学んでいます。臨地実習が中止となった場合には、学内に病室を再現し、シミュレーター(モデル人形)を活用することで臨地での学びに近づくよう工夫し、教員が模擬患者になり、患者さんに必要な態度が修得できるよう学修環境を整えています。
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教員と学生総合支援センターが連携し学生一人ひとりの就職活動や国家試験対策をバックアップしています。
学内就職説明会や国家試験対策セミナーなどを実施し、就職活動や国家試験合格に向けた支援を行っています。
本学科ではチューター制度を取り入れています。チューター教員は、学生10~15人を1グループとし、学修指導や進路指導、大学生活面の指導を行います。チューター教員は学生総合支援センタースタッフと連携し、定期的な情報交換を実施しながら、学生一人ひとりの適性に応じた指導を行い、充実した毎日を送れるようにサポートしています。
卒業生の採用試験報告書などをもとにきめ細やかな指導を行います。
また、進学希望者には進学希望先の情報提供や、小論文の添削・面接指導などを行っています。
本学科では、日々の授業や臨地実習を大切にしています。あわせて、各年次に国家試験対策として、模擬試験や対策セミナーを実施し、国家試験に向けて苦手な科目の克服ができるよう学生一人ひとりを支援しています。
本学科は、開設以来1期生から現在に至るまで、常に全国平均を上回る安定した看護師国家試験合格率を誇っています。
2017年 | 2018年 | 2019年 | 2020年 | 2021年 | |
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本学 | 89.3% | 98.8% | 91.6% | 95.3% | 95.5% |
全国平均 | 88.5% | 91.0% | 89.3% | 94.7% | 95.4% |