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作業療法士

作業療法士の魅力とは?暮らしに寄り添うリハビリのプロフェッショナル

※本記事は2025年10月現在の情報に基づいています。

「リハビリ」と聞いて、何を思い浮かべますか?
スポーツ選手のケガの回復、病院での訓練、高齢者の歩行練習…。そうしたイメージを持つ方も多いでしょう。

でも実は、リハビリの世界には「作業療法士」という、より暮らしに密着した支援を行う専門職がいます。
「人の役に立ちたい」「誰かの人生を支えたい」——そんな気持ちを持つあなたにこそ、知ってほしい職業です。

この記事では、作業療法士の仕事内容ややりがい、そして仙台青葉学院大学での学びについて紹介します。

きっと、あなたの進路選択の新しい可能性が見えてくるはずです。

作業療法士とは? ~「暮らし」を支えるプロフェッショナル~ 意外と知らない!作業療法士の魅力とやりがい 仙台青葉学院大学で学ぶ「未来の作業療法士」 よくある質問(FAQ) まずは一歩踏み出そう!オープンキャンパスのご案内

作業療法士とは? ~「暮らし」を支えるプロフェッショナル~

リハビリの枠を超えた「生活」へのアプローチ

作業療法士(OT:Occupational Therapist)は、身体の機能回復だけでなくその人らしい「暮らし」を取り戻すためのサポートを行う専門職です。

たとえば、脳梗塞を患った方に対して、理学療法士が「歩く・立つ」などの基本動作を支援するのに対し、作業療法士は「顔を洗う」「服を着る」「朝ごはんを食べる」といった日常生活の再構築を支えます。

「趣味の絵をもう一度描きたい」「孫と散歩に行きたい」——そんな“やりたいこと”の実現も、作業療法士の大切な役割です。

つまり、作業療法士は「機能を回復させる」だけでなく、「その人らしい生活を取り戻す」ことを目指します。患者さん一人ひとりの「したい」に応える、オーダーメイドのリハビリテーションを提供します。

心のケアと社会参加を促す支援

作業療法士の対象は身体障害だけでなく、精神疾患や発達障害、認知症なども含まれます。

うつ病で休職中の会社員には生活リズムの再構築を、発達障害を持つ児童には学校生活への適応を支援します。作業療法士は、身体・精神・社会的側面をトータルに支える専門職なのです。

意外と知らない!作業療法士の魅力とやりがい

クライアントの「できる」を引き出す創造性

作業療法士は、利用者の生活背景に合わせた支援方法を考案します。例えば、手先が不自由な人にはマジックテープを使った衣類を提案したり、調理しやすいキッチン環境を整えたりします。

医学、工学、心理学、社会学など幅広い知識と、「この人にとって何が大切か」を理解する力が必要とされる、まさに“科学とアートの融合”とも言える職業です。

人生の伴走者として、深い人間関係を築ける喜び

作業療法士は、長期間にわたりクライアントと関わることが多く、「先生のおかげでまた料理ができた」「学校に通えるようになった」などの感謝の声を直接受けることも。

ただの医療提供者ではなく、人生に寄り添うパートナーとしての役割を担えるのが魅力です。

高まる社会的ニーズと多様な活躍の場

作業療法士が働く場所は、病院や介護施設だけではありません。地域の福祉センターや特別支援学校、障がいを持つ子どもの支援施設、企業の福祉部門など、活躍のフィールドはどんどん広がっています。

最近では、ロボットリハビリやVR(仮想現実)を使ったトレーニングも増えており、作業療法士はテクノロジーを活かす新しいリハビリにも関わっています。高齢化やメンタルヘルスの問題が進む今、社会からのニーズはますます高まっており、「人の役に立てる安定した仕事」として注目されています。

仙台青葉学院大学で学ぶ「未来の作業療法士」

実践力を育むカリキュラムと充実した学修環境

リハビリテーション学部では、臨床現場で求められる実践力を身につけるための学修環境や最新鋭の解析方法を用いた演習環境を整えています。さまざまな解析データや検査・評価方法に触れることで、最先端のスキルを身につけることができます。

ドライビングシミュレーター

運転が困難な患者が運転に復帰するための検査や練習を行う模擬運転装置です。難易度や昼夜設定をすることでさまざまな状況の評価が可能です。

ADL(Activities of Daily Living)シミュレーター

キッチンやバスルーム、トイレなどでのADL評価やリハビリテーションの演習を行う設備です。手すりの位置や作業スペースの高さを変更し、実際の環境を再現する ことで、日常生活で必要な動作をシミュレーションすることが可能です。

卒業後は病院やクリニック等の医療機関だけでなく、介護老人保健施設や各種福祉施設など、幅広い分野で活躍のチャンスがあります。人の笑顔を支える仕事に興味がある人、誰かの力になりたい人に、ぴったりの進路です。

あなたの一歩が、誰かの笑顔につながる

作業療法士は、患者さんの「もう一度〇〇したい」という想いに寄り添う仕事です。「また絵を描きたい」「もう一度孫と散歩したい」——そんな願いを一緒に叶えていくのが、作業療法士のやりがい。

人の人生に寄り添い、その人の笑顔を取り戻すことができる——それがこの仕事の一番の魅力です。あなたも、作業療法士として“誰かの明日”を支える人になりませんか?

よくある質問(FAQ)

Q.文系出身でも作業療法士になれますか?
A. はい、可能です。必要な知識は入学後に基礎から学べます。

Q.作業療法士に向いている人の特徴は?
A. 人への興味、共感力、探究心、粘り強さが求められます。特別な才能よりも、「人の役に立ちたい」という想いが大切です。

Q.宮城県内で実習は可能ですか?
A. 仙台市内を中心に、県内の医療・福祉施設と連携した実習が多数あります。

Q.まずは何から始めれば良いですか?
A. ぜひオープンキャンパスに参加して、作業療法士の仕事や学びの雰囲気を実際に体験してみてください。

まずは一歩踏み出そう!オープンキャンパスのご案内

仙台青葉学院大学では、定期的にオープンキャンパスを開催しています。

主な内容:

  • 体験授業(作業療法の技術体験)
  • キャンパス見学
  • 入試・学費・奨学金相談

参加者からは「仕事の幅広さに驚いた」「学ぶ環境の良さを実感した」といった声が多く寄せられています。

📌 まずは気軽に参加して、大学の雰囲気や授業を体験してみましょう。詳細は大学公式サイトをご確認ください。お申し込みは以下のリンク先より承っています。

あなたの参加を、心よりお待ちしています。

 

📚 参考資料・引用元

・厚生労働省「令和6年版厚生労働省白書」

・日本作業療法士協会「作業療法士とは」

・文部科学省「大学における医療人の養成」