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英語を使う仕事完全ガイド【2025最新版】
英語が好きな方なら、将来は英語を使った仕事に就いてみたい、と考えたことがあるでしょう。英語を使う仕事は数多く、職種や業種によって必要なスキルが異なります。そこで本記事では、英語を使って働くために必要な英語力や、TOEICスコア別の英語を使う仕事について解説します。
英語を使う仕事とは?必要な英語力の目安
英語を使う仕事は航空・観光・教育・国際ビジネスなど、幅広い業界に広がっています。ただし、職種によって必要な英語力は異なります。
TOEICスコア別の目安は以下の通りです。
- TOEIC470点前後:日常会話レベル(基本的な接客や案内が可能)
- TOEIC730点前後:ビジネスレベル(業務での英語使用が十分可能)
- TOEIC860点以上:高度な業務遂行レベル(専門的な交渉や会議も対応可)
👉 出典:IIBC「TOEIC公式スコアとレベルの目安」
【比較表】TOEICスコア別・英語を使う仕事と平均年収(2025年版)
TOEICスコアが上がるほど、英語を使って働ける仕事の幅が広がります。
ここでは、スコア別に目指せる仕事と平均年収の目安を比較してみましょう。
TOEICスコア | 職業例 | 平均年収(参考値) |
600点~ | キャビンアテンダント、ホテルスタッフ、航空管制官、英文事務、貿易事務 | 約300~600万円 |
700点~ | 外資系企業社員、バイヤー、留学コーディネーター、国際税務、日本語教師 | 約300~900万円 |
800点~ | 海外特派員、観光関連職、中高英語教師、国際会計士(USCPA等) | 約400~900万円 |
900点~ | 通訳、翻訳、議事録作成者(旧:速記)、語学学校教員 | 約400~700万円 |
※年収はあくまで目安です。
👉 出典:厚生労働省「賃金構造基本統計調査」、doda「平均年収ランキング2024」
TOEIC600点で目指せる仕事
- キャビンアテンダント(300~600万円)
外国人乗客への接客対応が必須。TOEIC600点が採用条件に設定されることが多い。 - ホテルスタッフ(350~450万円)
観光地・空港周辺のホテルでは英語での接客力が重要。 - 航空管制官(500~600万円/国家公務員)
英語でパイロットと交信する高度な英語力が必要。 - 英文事務(350~700万円)
英文メール・契約書作成など。リーディング力重視。 - 貿易事務(360~700万円)
輸出入書類の作成や海外取引先とのやり取り。読み書き中心。
TOEIC700点で目指せる仕事
- 外資系企業社員(750~900万円)
社内コミュニケーションの多くが英語。日常的に英語を使う。 - バイヤー/マーチャンダイザー(350~650万円)
海外での商品買い付けや交渉に英語が必須。 - 留学コーディネーター(300~500万円)
留学手続き・現地学校とのやり取りで英語力が求められる。 - 国際税務コンサルタント(300~1,000万円以上)
英語+会計の専門知識が必要。高収入も狙える。 - 日本語教師(200~400万円)
日本語初心者への指導に英語を併用するケースが多い。
TOEIC800点で目指せる仕事
- 海外特派員(500~800万円)
現地ニュースを取材・発信。高度な英語力+専門知識が必要。 - 観光関連職(300~400万円)
通訳ガイドやツアー添乗員。外国人旅行者対応に強い。 - 中学・高校英語教師(550~630万円)
授業を英語で行う流れが加速しており、英語運用力が必須。 - 国際会計士(USCPA/ACCA等)(500~900万円)
英語力があれば海外や外資系で活躍可能。
TOEIC900点以上で目指せる仕事
- 通訳者(400~600万円)
国際会議・商談・スポーツ取材などで活躍。TOEICは応募条件の一部に過ぎず、実務では「逐次通訳・同時通訳」スキルが必須。 - 翻訳者(600~700万円)
書籍・映画・ビジネス文書の翻訳。専門知識+文章力が必要。TOEICスコアよりも実務経験・検定資格(JTF翻訳検定など)が重視される。 - 議事録作成者(旧:英文速記者)(400~550万円)
会議や講演の内容をリアルタイムで記録する仕事。集中力とタイピング力が求められる。 - 語学学校教員(380~650万円)
英語教授法(TESOLなど)の資格があればキャリアに直結。
英語を活かせる仕事ランキング(2025年版)
年収ランキングTOP5
英語を使う仕事にはさまざまな職種がありますが、その中でも特に人気が高く、多くの人が憧れる仕事を紹介します。
- 外資系企業社員(750~900万円)
海外に本社を持つ企業で働く社員。会議やメール、同僚とのやり取りを英語で行うことが多く、グローバルに活躍できる。 - 国際会計士(500~900万円)
海外の会計基準(USCPA/ACCAなど)に基づいて、企業の財務や監査を担当する専門職。英語での書類作成や取引先対応が必須。 - 翻訳者(600~700万円)
本・映画・ビジネス文書などを日本語と英語で翻訳する仕事。正確さに加えて、わかりやすい表現力も求められる。 - 通訳者(400~600万円)
国際会議や商談、イベントで話される内容をその場で訳す仕事。スピードと正確さが重要で、高い英語力が必要。 - 海外特派員(500~800万円)
新聞社やテレビ局に所属し、海外でニュースを取材して発信する仕事。現地の人々と英語で取材・交渉する力が求められる。
どの仕事も、英語を通して世界と関わりながら自分の力を発揮できる魅力的な職業です。
自分の得意分野や興味に合った仕事を見つけて、将来の可能性を広げていきましょう!
女性に人気の仕事ランキングTOP3
「英語を使って、憧れの仕事に就きたい!」
そんな女性に人気の高い英語を使う仕事を、3つピックアップして紹介します。
- キャビンアテンダント
飛行機に乗るお客様の安全を守りながら、食事や飲み物のサービス、外国人乗客への案内を行う仕事。世界を舞台に活躍できる。 - ホテルスタッフ
フロントや客室係として、宿泊客のチェックイン・チェックアウトの対応、観光案内、外国人客への接客などを行う仕事。観光業界の中心的存在。 - 留学コーディネーター
海外留学を希望する学生や社会人をサポートする仕事。学校の紹介や手続き、現地との連絡調整を担当し、英語でのやり取りが必須。
あなたに合った英語の仕事を見つけて、夢への第一歩を踏み出してみましょう。
英語を使う仕事に必要な資格一覧
英語を武器に活躍するためには、自分の英語力を客観的に示す資格を取得しておくと就職に有利になります。
ここでは、英語を使う仕事で役立つ代表的な資格を紹介します。
- TOEIC/英検(基礎力証明)
英語力のレベルを客観的に証明する代表的な資格。就職や進学の際の評価にもつながる。 - USCPA/ACCA(会計系資格)
英語で会計や財務を扱う国際資格。グローバル企業や海外でのキャリアを目指す人に人気。 - 通訳案内士(国家資格)
外国人観光客に日本の観光地や文化を案内できる国家資格。英語+日本文化の知識が必要。 - TESOL(英語教授法)
英語を母語としない人に英語を教えるための資格。将来、英語教師や語学学校の先生を目指す人におすすめ。 - 国際秘書検定(CBS)
英語での電話応対やスケジュール管理、ビジネス文書作成など、国際的な秘書スキルを証明する資格。
👉 各資格の「就職有利度」を★で評価:
- TOEIC/英検 ★★★
- USCPA/ACCA ★★★★★
- 通訳案内士 ★★★
- TESOL ★★★★
- 国際秘書検定(CBS)★★★
資格は“ゴール”ではなく、“英語力を形にするステップ”です。
自分の進みたい分野に合った資格を選び、少しずつステップアップしていきましょう。
英語を使う仕事に向いている人
「英語が得意だけど、どんな仕事が向いているのか分からない…」そんな人のために、英語を活かせる仕事のタイプを紹介します。
- 人と関わりながら英語を使いたい人 → 接客・観光業界
- 読む・書くが得意な人 → 翻訳・事務職
- 専門分野の知識を活かしたい人 → 会計・教育・IT×英語
- 話すのが好きな人 → 通訳・営業職
- 異文化に興味がある人 → 留学コーディネーター・観光業界
- 人をサポートしたい人 → 教師・秘書・通訳案内士
英語を使う仕事といっても、活躍の場はさまざま。
「自分の得意分野」や「好きなこと」に英語を掛け合わせることで、あなたらしいキャリアが見えてきます。
就職・転職で英語を活かすための4ステップ
英語を使って働くためには、ただ勉強するだけではなく、「どう力をつけていくか」というステップを意識することが大切です。
ここでは、英語を活かした仕事を目指すための4つのステップを紹介します。
- まずは資格で英語力を証明
TOEIC・英検を受験して、客観的に英語力を示す。 - 海外研修やインターンで実践経験を積む
実際に英語を使う環境に身を置くことで、自身と実力がアップ。 - 英語+専門スキルを身につける
会計、教育、ITなど「英語以外の強み」を合わせると就職に有利。 - キャリアにつながる学科で学ぶ
短大や大学で、TOEIC対策やビジネス英語を体系的に学ぶことが近道。
英語力は一朝一夕では身につきませんが、ステップを意識して学んでいけば、必ず「仕事で活かせる英語力」に変わります。
自分のペースで一歩ずつ、未来のキャリアにつなげていきましょう。