New
看護師の働き方は病院だけじゃない?活躍の場と仕事内容を解説
「看護師」と聞くと、多くの人は病院で働く姿を思い浮かべるかもしれません。しかし実際には、看護師が活躍する場所は病院だけではありません。
厚生労働省の統計によると、日本で働く看護師のうち約66%が病院に勤務しています。一方で、クリニックや介護施設、訪問看護ステーションなど、病院以外の場所で働く看護師も約30%います。
日本では高齢化が進み、医療や介護のニーズが年々高まっています。これに伴い、地域医療や在宅医療の重要性も増しており、看護師が必要とされる場所はますます広がっています。
看護師は医療機関だけでなく、地域や企業など社会のさまざまな場所で必要とされる専門職です。働く場所の選択肢が広いことも、看護師という仕事の大きな魅力といえるでしょう。
看護師はどこで働いている?勤務先の割合
厚生労働省の調査によると、看護師の主な勤務先の割合はおおよそ次の通りです。
| 病院 | 約66% |
| 診療所(クリニック) | 約14% |
| 介護保険施設 | 約8% |
| 訪問看護ステーション | 約7% |
| 検診センター・学校・企業など | 約5% |
このように、最も多いのは病院勤務ですが、約30%は病院以外の職場で働いています。高齢化の進展や在宅医療の広がりに伴い、訪問看護や介護施設などで働く看護師の需要は今後さらに増えていくと考えられています。
病院(急性期・回復期・慢性期)
看護師の最も一般的な勤務先が病院です。
病院では医師の診療をサポートしながら、患者のケアを行います。主な仕事には次のようなものがあります。
- 体温や血圧などのバイタルサイン測定
- 点滴や注射などの医療処置
- 医師の診療補助
- 入院患者の生活支援
- 退院に向けた生活指導
また、病院には役割ごとにいくつかの種類があります。
【急性期病院】
救急医療や手術など、緊急性の高い医療を担う病院です。患者の容体が急変することもあるため、看護師には迅速な判断力と高度な医療知識が求められます。ICUや救急外来などで働く看護師も多く、医療の最前線で経験を積むことができます。
【回復期リハビリテーション病院】
手術や治療の後、日常生活へ戻るためのリハビリを行う病院です。理学療法士や作業療法士などの専門職と連携しながら、患者の回復をサポートします。患者と比較的長く関わることができる点が特徴です。
【慢性期病院】
長期的な療養が必要な患者を支える医療機関です。急性期の治療を終えた患者や高齢者が多く、日常生活を支える看護が中心になります。患者や家族に寄り添うケアが求められる分野です。
クリニック・診療所
地域にあるクリニックや診療所も、看護師の代表的な職場です。
主な業務は外来患者への対応で、診察の補助や採血、注射、検査のサポートなどを行います。また、患者への生活指導や健康相談などを担当することもあります。
入院設備を持たない施設が多いため夜勤がない場合もあり、生活リズムを整えやすい働き方ができる点も特徴です。地域住民の健康を身近な場所で支える役割を担っています。
介護施設
高齢化が進む日本では、介護施設で働く看護師の役割も重要になっています。
特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなどの施設では、利用者の健康管理が主な仕事です。体調の変化の確認や服薬管理、医療的ケアなどを行います。
また、介護職員やリハビリスタッフと協力しながら、高齢者が安心して生活できる環境を整える役割も担います。医療だけでなく生活の視点から利用者を支える点が特徴です。
訪問看護ステーション
訪問看護は、看護師が利用者の自宅を訪問して看護ケアを提供する仕事です。
医師の指示のもと、健康状態の観察、医療処置、リハビリのサポート、家族への介護指導などを行います。
自宅で療養したいと考える人が増えていることから、訪問看護の需要は年々高まっています。利用者一人ひとりの生活環境に合わせた看護が求められる分野です。
健診センター
健診センターは、健康診断や人間ドックを行う医療機関です。企業の健康診断や自治体の検診などを担当する施設もあります。
看護師の主な仕事は、採血、血圧測定、身体測定、検査のサポート、受診者への説明などです。
病気の治療ではなく、病気の早期発見や予防を支える仕事が中心になります。日中の勤務が中心となる場合が多く、夜勤がない施設も多いことから、生活リズムを整えやすい働き方を選びたい人にとって魅力的な職場といえるでしょう。
保健所・自治体など
看護師資格を取得した後、さらに保健師資格を取得することで、保健所や自治体などで働く道もあります。保健師は、病気の治療だけでなく「予防」や「地域の健康づくり」を支える専門職です。
主な勤務先には次のような場所があります。
- 市町村や保健所などの行政機関
- 企業の健康管理部門
- 学校
- 地域包括支援センター
乳幼児健診や育児相談、生活習慣病の予防指導、高齢者の健康支援など、地域住民の健康を守るためのさまざまな活動を行います。病院のように患者を治療するのではなく、病気を予防し、地域全体の健康を支えることが大きな役割です。
看護師資格に加えて保健師資格を取得することで、医療機関だけでなく行政や学校など、より幅広い分野で活躍できる可能性が広がります。
学校・企業
医療機関以外にも、学校や企業で働く看護師がいます。
学校では、生徒の健康管理や保健指導を担う養護教諭(いわゆる保健室の先生)として働く道があります。ただし、養護教諭として勤務するためには、看護師資格とは別に養護教諭免許が必要です。
大学で保健師資格を取得した場合、申請により養護教諭二種免許を取得できる場合もあります。そのため、保健師資格を取得して学校で働く進路を目指す人もいます。
一方で、学校によっては医務室スタッフなどとして看護師資格を活かして働くケースもあり、生徒の体調不良への対応や健康管理のサポートなどを行います。
また、企業では産業看護師として働く道もあります。社員の健康管理や健康相談、生活習慣病予防、メンタルヘルス対策などを通して、働く人の健康を支える役割を担います。
看護師はライフスタイルに合わせて働き方を選べる
看護師の特徴の一つは、働き方の選択肢が多いことです。
病院では夜勤を含むシフト勤務が一般的ですが、クリニックや健診センター、企業などでは日勤中心の働き方ができる場合もあります。
また、経験を積んだ後に別の分野へ転職することも可能です。ライフステージに合わせて働き方を選びやすいことも看護師という職業の魅力です。
看護師になるには
看護師になるためには、大学や専門学校などの看護師養成課程で学び、看護師国家試験に合格する必要があります。
学校では人体の構造や疾病の知識、看護技術などを学びます。さらに病院や施設での実習を通して、実際の医療現場で必要な実践力を身につけていきます。
看護師を目指すならオープンキャンパスへ
看護師を目指す進路を考えている高校生は、まず看護の学びがどのようなものかを実際に知ることが大切です。
仙台青葉学院大学 看護学部では、オープンキャンパスで看護のお仕事ミニ体験や東北有数の規模を誇るシミュレーションセンターの見学、在学生との交流などを実施しています。授業の内容や実習環境、学生生活などを具体的に知ることができるため、進路選びの参考になります。
▶️ 【資料請求はこちら】
▶️ 【オープンキャンパスの申込はこちら】
▶️ 【個別相談の予約はこちら】
まとめ
看護師の働く場所は病院だけではありません。クリニック、介護施設、訪問看護、健診センター、学校、企業など、多くの分野で活躍することができます。
医療や福祉のニーズが高まるなかで、看護師の役割はますます広がっています。進路を考える際には、どのような場所で人の健康や生活を支えたいのかという視点で考えてみるのもよいでしょう。




